ICOとは何?詐欺が横行!IPOの代わりになるのか?
今、世界的にICOブームです。
因みに、IOCと間違えないでください。
※IOCは国際オリンピック委員会のことです。
COMSA(コムサ)のICOが始まれば、日本でもICOバブルの流れがくる可能性があると感じています。
詳しくは→【仮想通貨|COMSA(コムサ)で日本にICOブームが起こるのか!?】
2018/6/20追記 :
※日本は法律でICOを行う事がかなり困難な状況になってしまいました。
ICOを実施する場合は仮想通貨交換事業者登録が必要となり、コインチェックの事件以降はこの基準がとても厳しくベンチャーが入り込めるフェーズではなくなったと言われています。
また、最近はSECが殆どのICOを証券とみなすと発言しています。
証券とみなされれば今までのIPOとあまり違いが生まれません。
ただ、きちんと認められたICOであれば投資価値があると考える大口投資家が参入する可能性もある為、資金が大きく流れ込む可能性もあります。
ICO以外にもリップルが証券として認可される可能性があります。
関連記事 : 【要チェック】イーサリアムやリップルは証券として扱われるのか?影響は?
ICO詐欺を見破る為にホワイトペーパーを読んだり、仮想通貨に対する知識をつけリテラシーを高める必要があると思っています。
・どんな目的でICOをするのか?
・開発チームのメンバーはどんな人なのか?
・そのメンバーが過去にどんなことをした方々なのか?
・コインがPoSなのか?PoWなのか?
・似たような内容のプロジェクトが無いか?
などを理解することが大切です。
また、取引所で扱われた時の税金の計算についてや草コインは51%攻撃を受けるなどリスクの塊であることを理解する必要があります。
この記事では、
・ICOとは何か?
・ICOについて企業側、ユーザーにとってメリットは?
・ICOの問題点はないのか?
・ICOの黒い不安点
などについてまとめていきます。
ICOとは何?
ICO(initial Coin Offering)の略称です。 新規公開仮想通貨と言っていいかもしれません。
IPO(initial Public Offering) =新規公開株のことを指しますが、これに近いイメージだと思ってください。
株式公開するには相当な手続きが必要で、小さな企業は手が出しにくい現状があります。
ICOはIPOに比べればもっと手軽な資金調達方法で、
株式の代わりに独自のトークン(仮想通貨)を発行します。
会社のプロジェクトが上手くいけば、そのコインの価値も上がるということです。
ICOで資金調達
企業が株式以外に資金調達する方法として注目されています。
これにより、財源がより潤沢に確保でき、プロジェクトや経営がより円滑に運営出来るメリットがあります。
こうした手軽さや便利さがウケ、海外で急激に広がっています。
とあるICOでは短期間で、150億円以上の資金調達が出来ている事象も起きています。
日本でもCOMSA(コムサ)のICOがうまくいけば、どんどん加速する可能性もあります。
因みにCOMSA(コムサ)以外にも動きはあるようです。今後、またご紹介します。
ICOのプレセールについて
ICOが行われる場合、事前に募集されることがほとんどです。
独自の仮想通貨(トークン)が取引所で扱われる前に、公式サイトなどで募集されます。
ICOで事前に募集することを『クラウドセール』や『プレセール』と呼びます。
IPOで言うとブックビルディングみたいな感じです。
クラウドセールの期間は1ヶ月~となっており、企業によって違いがあります。
以前の紹介したCOMSA(コムサ)は10月~となっており、それまでは事前予約受付中です。
COMSA(コムサ)で気になることは、
プレセールは10万ドル相当以上の方から対象にしていると書いてありました。
これはどういうことかわかっていませんが気になりますね。
こうしたICOの流れ
企業は新しく発行される仮想通貨(トークン)がいつからセール開始かを告知します。
それとともに、発行するICOの今後の可能性などを公式ページなどで告知します。
そこで作成された「ホワイトペーパー」も同じようにネット上で発信します。
※ホワイトペーパーとはIPOでいう、目論見書のことです
投資に対する有益性などが書かれたホワイトペーパーを読んで、
その内容に賛同すれば、セール中にICOを申し込むといった流れになります。
ICOのクラウドセールに参加するメリットは?
・価値が上がる前に所有することで、今後の伸びに期待できる。
※人気がありすぎる場合は抽選や先着になったり、投資額の大きい人が優先されたりする。
もしICOの企画が優れてた場合大きく成長し、
独自トークンを保有しているとかなりの利益を得れる可能性があります。
・割引価格(ディスカウント)で購入できることが多い
一番早く買った方がディスカウントの恩恵を受けることが出来るメリットがあります。
また、次回以降、その中で行われるICOのプレセールに参加出来たり、
お得に買えるようになる可能性があります。
ユーザーがICOに投資するデメリット
・上昇しない可能性もある。
保証されたものでないので、全くの意味のないコインになる可能性がある。
また、詐欺的な内容のものもあり、企画が進まず終わってしあう案件もあります。
お金が集まった途端、開発チームが解散してしまうなどのことが起こり得る。
・慣れていない場合は敷居が高い
現段階だと海外サイトから購入するしかないので英語の壁が立ちはだかります。
参加予約ならまだしも、ホワイトペーパーの読み込みなどは専門用語などが出てきて、
ある程度、英語読解能力が必要になります。
※ここをCOMSA(コムサ)によって打破できる可能性があります。
ICOに参加する方法は?
募集している企業の公式ページにより、購入することが出来ます。
ICOカウントダウンというサイトから、様々なICO案件が見えるので、
そこから購入されても良いと思います。
ICOで取り引きされる場合は基本的に、イーサリアムがベースとなっています、
Bitcoinなどもありますが、ほとんどイーサリアムです。
こうしたICOが盛り上がればイーサリアムの価値が上がります。
COMSA(コムサ)はイーサリアム、bitcoin、ネムのなど複数使えるようになっています。
※イーサリアムを巡っては問題も起こりました!後程、紹介します。
ICO取引に必要なこと
イーサリアム取引可能な取引所でアカウント登録をする
イーサリアムを管理できるウォレットを作成する。
※取引所にコインを置いておかず、自身のウォレットに保管することをお勧めします。
ウォレットはスマホアプリでもありますし、
外付けUSBの様なハードウォレットもあります。
基本的な送金などのやり方はこのウォレットから投資するといいと思います。
ICOの問題
先ほど言ったICOにはイーサリアムが使われています。
つまりイーサリアムの価格上昇とこのICOが大きく関連します。
これは仮想通貨全般に言えますが、『スケーラビリティ』の問題が露呈されました。
取引が多すぎると、通信が混雑して取引がストップしてしまったのです。
問題があったのはstatus(ステータス)というICOで問題が起こりました。
3時間で300億円相当の資金調達が起こりました。
トランザクションがものすごい勢いで起こり、
イーサリアムの取引がこうした状況に間に合わず、取引ストップがしてしまいました。
イーサリアムの技術的な弱さが露呈しました。
この後、偶然かもしれませんが仮想通貨全体の価値が下がりました。
やばいかもしれないICO
また、ステータスが資金として活用する為に、
イーサリアムをドルに交換したので、大量のイーサリアムが売りに出されてしまい、
その影響でイーサリアムの価格が急激に下がりました。
Synereo(分散型のフェイスブック)
当初は資金が集まらず、再度Rchainプラットフォームを作る為にICOを実施しました。
Rchainを作るためのICOで5億円調達しました。
※分散型SNSについてはまた別記事でまとめます。
分散型のSNS、こうした土台になるスケーラビリティを解消した、
スマートコントラクトプラットフォームを開発する予定だったようですが、
CTOとCEOが喧嘩し、そもそもチーム内ではみんな気づいていたそうです。
こうしたことももあり、Rchainの開発がストップしました。
作ると言ったものを途中でやめてしまいました。
返金などは行われていないそうです。
Bancor(バンコール)分散プロトコル
今年の6月になんと150億円以上イーサを調達しています。
3時間で167億円相当の資金調達の成功!
イーサを元に、自動的にスマートコントラクトを通じて、
コインの発行や様々なトークンと交換できるサービスなど、
Bancor(バンコール)の仕組みを使うと、オリジナルのトークンのスワッピングや発行が出来るというものです。
ただ、分散型と言いながら開発者によるバックドアが存在し、
トレードの凍結などが出来る仕様になっているそうです。
これは分散型と言えず、中央集権的と言えるので、
矛盾している意見も上がっているそうです。
更に分散型プロトコルといえばTHE DAOのイメージがあると思います。
言わずもがなTHE DAOは失敗に終わりました。
プログラムのバグをつかれ65億円を失い、失敗しました。
発想は素晴らしくてもシステムの穴を疲れて、衰退してしまうこともあります。
EOS
ICOの期間が1年と長く、開始18時間で16億円を集める驚きの資金調達に成功しています。
実際は使い道のないコインが配布され、更に配布された48時間以内に移転が不可能になる。
えっ!?何それ・・・
しかもホワイトペーパーにEOSのトークンは何の価値を持たず、
購入者は支払った金額をすべて失う可能性がある。と明記されています。
さらに!!!発行されたEOSトークンはいかなる権利、用途、目的を持たないと記載されている
こんな詐欺やん!
バブルで目がくらんでホワイトペーパーを読まずに、買っている人がどれだけ多いか分かります。
ただ、ICOが終了した時点でなんと4300億円を調達したと発表がありました。
また、詐欺なのか?と思いきや!イーサリアムを超える分散型プラットフォームになると言っています。
プラットフォーム利用料は無料で今後の動きが注目されています。
EOSがイーサリアムを大量売りを行い、EOSとETHが喧嘩をしています。笑
また、EOSの開発を進めるために関連企業と連携しファンドを作ったり、かなり勢力的にプロジェクトを進めています。
いかがでしょうか?
夢のある話ですが・・・詐欺的なICOも横行しています。
リテラシーを高める努力を我々がする必要があります。
日本で初めてのICOプラットフォームのCOMSA(コムサ)も同様な問題が出てくることも考えられます。
日本でやる以上、このあたりの基準を少し厳しくして、
ちゃんとしたICOが広がることを願っています。
ICOに対する懸念
正直、まだ情報が少なく投資の対象としてはハイリスクと言えるかもしれません。
まだ、開発途上で結果が出ていないことがほとんどで形になっていません。
更に、プロジェクトによってはチーム解体が既に起こっており、
若干詐欺的な案件が多数存在しています。
実態を伴わずに、過大評価が進み過ぎている感じがします。
詐欺的なプロジェクトも多い。
トークンのセール時に買占めが行われ価格のつり上げなどが起こることもあります。
まとめ
ICOは新規公開株の様なもので、新規公開仮想通貨です。
企業の資金調達に独自のトークンを発行し、それに先行投資を行うことです。
素晴らしいプロジェクトもありますが、明らかに詐欺的な内容のものがある。
また、まだ日が浅いのでプロジェクトが未完のものがほとんど。
日本でも今後、COMSA(コムサ)などのサービスが広がり加熱してくる可能性が高い。
投資としてはハイリターンになりえる。
リスクなどを学んだうえで、投資を行うことが大切です。
今後もICOという言葉をニュースなどでどんどん目にすると思うので、
知識を付けていきたいところですね!
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