【PFM】とは何?私生活に広がるフィンテックサービス!
今回はPFM(パーソナル・ファイナンシャル・マネジメント)です。
皆さん既にご利用中かもしれませんが『マネーフォワード』などが有名です。
最近の記事では仮想通貨をはじめ、今後のフィンテックなど状況についていろいろ流れを紹介しています。
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こうした流れを見ると少しづつ金融の仕事はAIに置き換わり、ブロックチェーンなどの技術により、
既存のサービス自体がどんどん変革していく可能性があることが良くわかります。
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変化が激しいの短期間で新しいサービスがリリースされたり、新機能が追加されたりするなどしています。
今後もどんどんフィンテック企業の影響が増してくると思うので、
少しでも内容を理解しておくと良いと思います。
PFM(パーソナル・フィナンシャル・マネージメント)とは何?
PFMとは個人資産管理サービスのことで、日本なら「マネーフォワード」
世界的には以前紹介した「ミント」「7ロビンフット」が有名です。
日本でも最近はスマホアプリでレシートの写真を撮り、
それを読み取って家計簿をつけてくれるサービスなどが有名です。
最近は認知度も高くなっていますが、
『マネーフォワード』『ザイム』『マネーツリー』
などのサービスを使用している方も多いと思います。
これらのサービスはスマホのアプリでも使用できるので、
気になる方は使用してみることをお勧めします。
月々の目的に対して、節約のポイントやおススメの金融商品などについて教えてくれます。
また、単純に家計簿をつけるのが面倒な方は手元にあるスマホで出来るので、
手書きで行うよりもかなり楽ですし、自動化できる部分も多いので、
目的があって金を貯めている方にはとてもおすすめのサービスです。
また、個人事業主の方はこうしたサービスを活用することで確定申告時に楽になります。
『マネーフォワード」について
実際に使用して見るととても便利です。
主な機能は『家計簿を自動作成』
各カード会社や銀行と連動することが出来るので、
自分がいくらくらい預金があり、使用しているのか一発で分かります。
更に家計における支出などもグラフ化してくれるのでとても便利です。
更にポイント残高や電子マネー、証券なども連携することが出来ます。
めちゃめちゃ便利です!
ただ、カードや銀行、ショッピングなど完全に紐づけて一括管理するので、
情報が漏れた時には半端ではない事件が起きかねません。
いくら安全だからと言っても、GoogleアカウントやFacebookアカウント、
この様なサービスとは連携は避けた方が良いと思います。
また、仮想通貨との連携はまだありません。ただ、今後は出てくると思います。
PFMの特徴は?
PFMの機能で「税金計算機能」が便利で有名です
日本と違いアメリカは毎年税金の申告をしなくてはいけません。
こうした税金計算機能はアメリカで人気の機能です。
日本でもアプリで所得税、法人税、減価償却など様々な税金に関するお金を、
計算することができるアプリも出ています。
更に、金融行動を見える化する為にPFMサービスが活用されています。
先ほどのマネーフォワードの様な、家計簿アプリを使われたことはありますか?
これを使うと、使用したクレジットカード、どこのお店でいつ使用したのか、
ネット系のショップで使用したのか、
溜まっているポイント(T-Pointや楽天、Amazon)を使い会計をしたのか?などまで分かります。
既存のクレジットカード会社では他社を利用して決済していることや、
使用目的などを把握することが出来ません。
PFMのすごさはお金の流れだけでなく、その他の情報も把握できます。
PFMサービス企業はこうしたデータを蓄積し、利用者の消費行動や範囲を予測し、
過去から次の行動を推測し、投資や消費などを提案することが出来ます。
仮に私お消費行動を分析し『使い過ぎ』と節約を促し、できたお金で投資を促すようにも出来ます。
この様にマーケティングデータとして市場の動向をより詳しく正確に読み取ることもできるので、
先見性のある投資が出来るようになります。
PFMを活用した面白い会社
正直、お金の教育は受けている人が少ないのが事実です。
会社のメンバーもお金の仕組みについてきちんと学んでいる人は少ないと思います。
アメリカの会社でこうした問題を解決する為に、
PFMサービスを従業員の福利厚生の為に販売している企業があります。
『ハローウォレット』という会社です。
関連記事 : ハローウォレット:社員の福利厚生に役立つ電子リマインダーを追求する
会社が率先して従業員にお金に関するアドバイスを提供しています。
こういった方々にもPFMサービスが広がればお金をより賢く運用することが出来るようになります。
会社でもらった給与を賢く運用していく、この考えは素晴らしいと思います。
日本ではこうした動きはなく保有している資産はほとんど『現金預金』です。
関連記事 :ニコニコ現金主義の日本でもフィンテックは広がるのか?
こうしたサービスの普及により、お金についての問題が解決できるようになるといいなと思っています。
フィンテック×地方自治体×金融会社
先ほど紹介した『マネーフォーワード』が金融機関と連携して新しい取り組みを行っています。
昨年の8月23日、北九州市、株式会社マネーフォワード、
北九州銀行、みずほ銀行の4つの組織が
「中小企業・小規模事業者の生産性向上及び新たな起業促進に関する協定書」を締結しました。
マネーフォワードは我々個人向けサービス以外にも、
会社向けサービスとして「MFクラウド会計」を提供しています。
このサービスは取引入力と仕訳を自動で行ってくれるサービスで、
人の手を借りて作業しないので大幅に作業や時間を短縮出来ます。
こうした協定は北九州市が奨めている取り組みの一つです。
更に全国の商工会議所と連携を行っています。最近のニュースだと中国・四国地方銀行との連携したそです。
最新のニュースはマネーフォワードのプレスリリースをご覧ください。
こうした連携提携により、市内企業に対するフィンテックを用いた、
生産性向上および経営改善の啓発等を推進していく構えだと思います。
北九州銀行の藤田光博頭取は
「フィンテックを導入することで、経理や事務まわり等、内部の効率アップが図れ、より経営強化が期待できる」
と述べています。
こうした活動が進んでいけば地方自治体とフィンテック企業の連携は日本各地で行われると思います。
まとめ
マネーフォワードなどのPFMは私たちの生活にも浸透し始めています。
自分が使っているクレジットカードや銀行などの登録をしておくことで、
自動的に連携してくれます。
更に支出を振り分け、グラフなどで分かりやすくしてくれます。
連携する部分も多いので情報漏れが合った時のリスクが大きいと思うので、
GoogleアカウントやFacebookアカウントなどとは紐づけはしない方が良いと思います。
こうした動きは個人だけでなく、銀行、商工会議所などの、
企業や行政を巻き込んだ流れになっており、ますますフィンテックが日本に浸透していく流れを感じます。
こういったサービスに興味のある方は、お試しいただくことをお勧めします。