【ロボットアドバイザー】とは!?今後の投資を大きく変えていく!
前回の記事でAI×フィンテックについて、
簡単ではありますが、どんなサービスがあるかなどをまとめました。
関連記事 : 1000円から投資が出来る!?【フィンテック×AI】がもたらすこれからの未来!
今回はその続きで、ロボットアドバイザーを紹介していきます。
THEO(テオ)やウェルスナビもロボットアドバイザーの一種と言えるでしょう。
投資について学び、『知識』『リスク』『税金』『経験』を蓄積することや、
知っていくことはとても大切ですが、ロボアドバイザーの普及により、
これからは自分で投資を行わない時代がくるかもしれません。
ロボットアドバイザーは今後も注目を浴びてくると思います。
ロボアドバイザーって何?
「ロボ」=ロボットのことです。
ロボットが資産運用についてアドバイスしてくれます。
今までは人間のファイナンシャルプランナーやファイナンシャルアドバイザーが、
資産運用の手助けをしてくれましたが、今後はロボットが自分の資産を分析し、
資産運用についてアドバイスしてくれるようになります。
それだけでなく、資産運用も行ってくれるサービスもあります。
ロボアドバイザーはどんなサービスがあるの?
日本だと
・お金のデザイン 「THEO」
→一番有名なロボアドバイザー。
→株式や債券のほか不動産やコモディティも扱っている。
→「MYDC」という新サービスを開始し、個人型確定拠出年金(iDeCo)にも参入している。
・ウェルスナビ 「Wealth Navi」
→最低投資金額は30万円。
→自動積立投資が可能
→自動税金最適化(デタックス:DeTAX)がある。
・エイト証券 「クロエ」
→最低投資金額が1万円
→スマホ専用サービス。※PCからは使えません。
・マネックス・セゾン・バンガード投資顧問 「マネラップ(MSV LIFE)」
→積み立てだけでなく取り崩しにも対応している。
→「ためる」「たのしむ」「そなえる」の計画タイプを選ぶことが出来る。
・楽天証券 「楽ラップ」
→「投資信託」が投資の対象。
→手数料が固定報酬型と成功報酬型を選ぶことが出来る。
・大和証券 「ダイワファンドラップ オンライン」
→「投資信託」が投資の対象。
→最低投資金額は50万円と高め。
・松井証券 「投信工房」
→月々500円からの積立投資できる。
アメリカだと
「ベターメント」
「ウェルスフロント」
「ラーンベスト」などがこう言ったサービスを提供しています。
ロボアドバイザーを使うにはどうしたらよいのか?
使用するサービスのHPに移動し、アカウントの登録を行います。
その後、自分の資産が入っている金融機関のアカウント情報を登録します。
こうした株式、投資信託、債券などでポートフォリオにします。
基本的にいくつか(5~15)質問(目標リターンやリスクについて、投資経験などについて)があります。
こうした結果を元に「リスク許容度」などを判別します。
こうした情報から保有している資産(株式)(投資信託)(債権)などに応じて、
どのプラン様なプランでいくかを選択し、
それに従いロボアドバイザーが的確なアドバイスをくれます。
定期的に見直しなどを提案してくれたり、アドバイスをしてくれます。
ロボアドバイザーによって投資内容が違う
先ほどの見直しする際に勧められる金融商品としては、
ETF(上場投資信託)がよくあります。
ETFの特徴は手数料が低いことです。
これにより、高い手数料の投資を行っていた人にはメリットがあると思います。
また、ロボアドバイザーによるETFへの自動投資は、
「THEO」と「ウェルネスナビ」が主に行っています。
投資信託を行っているのは
大和証券 「ダイワファンドラップ オンライン」や楽天証券 「楽ラップ」です。
また、積み立てが出来るサービスや取り崩しなど出来たり、
使うサービスによって違いがあります。
どんなサービスを望まれているを判断して、使うことをおすすめします。
ロボアドバイザーの大切な機能とメリットについて
最近のロボアドバイザーには上記の様な機能以外に、
・「リバランス(資産配分の見直し)」
・「税金を考慮した投資の提案」
・「積み立てなどが選択できる」
こうした新しい機能が続々、追加されていきます。
「リバランス(資産配分の見直し)」これは以下の様な内容です。
当然ながらポートフォリオの各投資先は変動します。
良い結果に転べばいいですが、そうでないこともあります。
想定とはずれて危ないと判断した場合は、こうした変動を加味した上で、
改めてアドバイスをしてくれます。
「税金を考慮した投資の提案」は、NISA(ニーサ)などの少額投資非課税制度や、
投資の売却益に対する税金の軽減措置にも対応しています。
税金のことを自分で熟知し投資するには本当に大変ですが、
ここもロボアドバイザーによって解決出来る可能性が高まります。
人とロボアドバイザーの最大の違いは?
こうしたアドバイスは人のファイナンシャルプランナーやアドバイザーも行ってくれます。
ただ、最大の違いは『コスト』です。
専門家に意見を聞くだけで高額なお金をかかります。
こうしたサービスは金持ちをターゲットにしているので、基本的に単価が高いわけです。
税金のこと、投資の状況など様々な分析を行えるのは、
当然ながら知識、経験、実績があるアドバイザーでないといけません。
価値が高くなりわけなので顧問料も高額になります。
こうした専門家に比べてロボアドバイザーサービスはどうでしょうか?
10万円の資産から利用可能が出来ます。つまり、お金持ちでなくても利用できます!
更に、手数料も驚くほど低く抑えられています。
※海外だと格安です。日本も今後、もっと下がると思います。
あくまで例ですが『フィナンシャルアドバイザーは預かり資産の1~2%』
これに対し、『ロボアドバイザーは0.25~0.75%程度』と明らかに安いです。
また、個人でなく企業が活用する例が増えています。
専門家に月に数百万お金を払う必要がなくなるわけです。
しかもAIは今後もますます進化し、人より多くのデータ、
判例、分析方法、などなど網羅できる範囲が広いです。
金融機関が運営しているロボアドバイザー
「THEO」や「ウェルネスナビ」はもちろんですが、
金融機関でのロボアドバイザーの活躍も広がっています。
関連記事 : 「AI(人工知能)」×「ブロックチェーン」で○○業界はクビになる人が続出するかも!?
みずほ銀行→「スマートフォリオ」
お客さまに応じた投信ポートフォリオをご提案
年齢・年収・金融知識等の簡易的な質問に基づき、リスク許容度を分析のうえ、お客さまに適した投信ポートフォリオを表示。
無料・簡単診断
無料で投信ポートフォリオのご提案。複数の投信お客さま購入・解約がワンクリックで注文可能。
保有する投資信託の運用状況のポイントを一覧で表示
みずほ銀行以外でお持ちの投資信託も反映可能。
以上、みずほ銀行「スマートフォリオ」HPから引用
カブドットコム証券→「ファンドミー」
以下動画を見て頂くと分かりやいと思います。
マネックス証券の「アンサー」
こちらも以下の動画を見れば大体分かります。
SBI-ファンドロボ
運用手数料:0円
トータルコスト:提案された投資信託の信託報酬等のみ
投資対象となるファンド・ETF:350種類(SBI証券が厳選した投資信託)
特徴:モーニングスターによる中立的な評価
PORTSTAR(ポートスター)
→三菱UFJ国際投信が提供している。
8 NOW!
→最低投資金額は88米ドル(約1万円)
→8つの質問に答えるだけでOK
野村のゴールベース
→資産運用の「ゴール」を設定し逆算してくれる
などなど続々と登場しています。
先ほどのロボアドバイザーにはどんなサービスがあるの?
で紹介させていただいたサービスも合わせるとたくさんあります。
サービスが増えれば競争が激しくなります、
そうすると技術競争やコスト競争が起こり、利便性が向上します。
また、それとは別にそれぞれのサービスにターゲットや特色が出てきます。
別の機会に細かく取り上げようか検討していますが、
この様にサービスはかなり増えています。
まとめ
金融機関をはじめ、様々なロボアドバイザーサービスを始めている。
人間のアドバイザーに比べコストが格段に安いので、
個人や企業問わず需要がある。
ロボアドバイザーは自分の資産からポートフォリオを組み、
目標に近づけるアドバイスや投資を行ってくれる。
サービスによっては状況を見て変更を促してくれたり、税金面でのアドバイスをしてくれる。
今後もますます注目されていく可能性が高い。
仮想通貨を運用してくれるロボアドバイザーも出てくる可能性があると思っています。
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