【MUFGコイン・みずほマネー】普及するのか!?メガバンクの仮想通貨

三菱東京UFJ銀行が『MUFGコイン』を発表し5月から実証実験がスタートしているそうです。

みずほ銀行も仮想通貨「みずほマネー」を日本IBMと共同で開発中だそうです。

私たちがMUFGコインを使えるようになるのは、来年の春になるそうです。

今既にあるたくさん存在する仮想通貨にも魅力はありますが、

それ以上に仮想通貨に使用されている技術が今後の社会に大きな影響を与えていくと予想されます。

今回はこうしたメガバンクの仮想通貨に関したニュース簡単に紹介していこうと思います。

 

国内大手メガバンクお仮想通貨導入へ

少し前のTVニュースでも取り上げられていましたが、

三菱東京UFJ銀行が来年の春に独自の仮想通貨の運用を開始する予定だそうです。

※当初は今年の秋に開始予定だったそうですが、先送りになったそうです。

因みに【金融に強い!リップルとは?】今までの仮想通貨と全然違う!

で紹介した『リップルネットワーク』を使うことが決まっています。

ビットコインの最大のデメリットは手続きに時間がかかることです。

リップルはこの手続きの時間を大幅に解消しています。

管理者が存在するのでビットコインの様な仮想通貨とは違います。

 

「MUFGコイン」「みずほマネー」を何故発行するのか?

このMUFGコインの特徴を簡単に紹介すると、

①変動率一定で1円=1コインとして交換可能

②利用者間で取引が出来る

この2点だと思います。

①から考えられることは投資の対象にはならないと思います。

②個人間での取引なので手数料が安くなると考えられます。

※ビットコインほど手数料が下がるとは考えにくです。

みずほマネーも「1円=1みずほマネー」と固定しているそうで、

投資の対象にはならないと思います。

また、割り勘サービスの様な電子決済サービスも登場するようです。

 

発行する理由はいくつか考えられる

個人間での取引が増えて手数料が下がれば、

利益が減るかもしれないのになぜコインを作るのか?

元々ビットコインの様な管理者がいない通貨がスタンダードになれば、

銀行は不要になります。

そんな時の為に早い段階で手を打ったのではないかと考えられます。

『コストの削減』

また、大手銀行のコスト削減が一番大きな理由ではないかと思います。

取引データを管理するのは物凄いコンピュータ管理が必要となり、

サーバーの維持の代金やセキュリティ関係、バックアップ移管など、

コスト面でブロックチェーン技術を活用すれば削減できる可能性もあります。

『利用者を増やす』

また、利用者を増やせばそれだけ取引が行われるので、

利用者が増えれていれば利益が出ますよね。

以前の記事でも書きましたが、日本の方向性としてキャッシュレス向かっています。

特に少額の買い物は今や電子決済がかなり進んできています。

こうした流れに対応する為にも独自のシステムがあった方が良いと考えられます。

また、仮想通貨の技術が今後もっと広がった時に、

そういったノウハウがあれば優位に立てる可能性も上がります。

イーサリアムやリップルで紹介しましたが、

金融や証券分野で仮想通貨が普及する可能性があったり、

社会で流通が増えてくると予想して仮想通貨を発行するのではないかと思っています。

 

メガバンクの仮想通貨にネガティブな意見は?

世の中にはポジティブな意見ばかりでなく、

ネガティブな意見も多く存在します。

・そもそも一般ユーザー同士で送金しない

→確かに個人間でのやり取りはあまりないですね。

ただ、割り勘システムなどには向いていると思います。

お金を借りた際に返すのもいちいち手間なので、

そっちにコインに振り込でおくねと手軽に使用できるかもしれません。

・現金をわざわざコインに変えて使用するのが面倒

→確かにいちいちコインに変えるのは面倒ですね。

もし三菱東京UFJをメインバンクとして使用している場合は、

自動的に残高から交換されるシステムになると思うので、

この辺は解決しそうな問題だと思います。

・管理者がいる以上仮想通貨としての魅力はないのでは?

→これはリップルシステム自体がそういう仮想通貨、

ハブ通貨、ブリッジ通貨と呼ばれているサービスなので、

そういう特性を持ったサービスが既に存在しています。

 

メガバンクが考える新しい仮想通貨サービスは?

正直まだ情報が少なく不明な点は多いですが、

アプリが開発されているそうです。

個人的にやり取りをする際はスマホで出来る様に作成されているそうです。

仮想通貨機能付きATM導入予定だそうです。

今後、どのくらい仮想通貨が普及するかは分かりませんが、

今後、もっと問題が解消され、技術が進めばどんどん普及する可能性もあります。

そういった時にこうしたATMがあると便利ですよね。

 

メガバンクのコインが普及したら便利だと感じること

こうしたコインはスマホがあれば使用できるうえ、技術がもっと進めば、

スマホも不要になるかもしれません。(体にチップを埋め込む)

※スマホも落とす可能性がありますね。。。笑

ただ、持ち物が少なくて住むことに個人的に魅力を感じます。

財布を持ち歩くのは正直面倒ですし、落とした時のリスクが大きいです。

もし財布を落とした場合はカード会社に連絡して、サービスを停止したり面倒が増えます。

銀行にある預金をその銀行の仮想通貨を使い、決済出来たら便利だなと思います。

中国の様にキャッシュレスがかなり進んでいる国もありますが、

日本の方は現金が好きな方が多いので、

こうしたサービスを良く思わずに普及しない可能性もあるなと感じます。

 

海外の金融取引では仮想通貨は使われていないの?

当然のことながら日本より早く動きはあったようです。

JPMorganとGoldman SachsはSETLcoinを開発中!?

ゴールドマン・サックスはトレード用に仮想通貨「SETLcoin」を採用したようです。

合衆国特許商標庁(USPTO)に仮想通貨「SETLcoin」の申請をしているそうですが、

2014年10月30日から申請を出しており、7月11日に申請を取得したそうです。

また、バンク・オブ・アメリカ (Bank of America)も特許を出願していたり、

CitibankはCitiCoinというデジタル通貨のプラットフォームを開発実験中です。

UBS、Deutsche Bank、Santander、Bank of New York Mellonの間のこの共同プロジェクトで、

Utility Settlement Coinこちらは2018年ころから利用が可能になるそうです。

イングランド銀行は RsCoinの開発をしており、

cryptocurrencyはRMBCoinを採用しています。

具体的な内容は理解できない点は多いですが、各国の大手金融機関は、

軒並み2015年頃からこうしたブロックチェーン技術などを活用し、

独自のコインやプラットフォームを作り出すように動いています。

日本のメガバンクもこうした動きを見ていると布石は打った方が良いと判断するのは、

当然のことかもしれませんね。

 

まとめ

来年に日本の金融機関から独自の通貨が発行されます。

三菱東京UFJはMUFGコイン

リップルネットワークを使用したサービスで固定比率なので、

投資の対象にはならないと思います。

これにより決済方法がより楽になる可能性もありますが、

そういったシチュエーションが少なく普及しない可能性もあります。

ただ、世界的に大きな金融機関が参入している動きはあるので、

チェックはしておいた方が良いと思います。

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