【銀行が危ない!?】金融業はフィンテックによって劇的に変化していくかも!?

前回の【いまさら聞けない!?【Fintech(フィンテック)】とは?

でフィンテックについてまとめました。

仮想通貨の今後の可能性も魅力的ですが、

一番はこうした技術を使って新しいサービスが登場してくることだと感じています。

今はまだ、実感することは少ないかもしれませんが、

【仮想通貨|COMSA(コムサ)でICO革命が起こるのか!?】

で書いたようなサービスがどんどん広がり、企業がどんどん取り入れることが始まれば、

自然と私たちの生活にも浸透してきます。

今回はそんな技術が広がった先の世界について少しだけまとめてみようと思います。

 

銀行の店舗が無くなる!?

ちょっと大げさな見出しにしましたが、

いまさら聞けない!?【Fintech(フィンテック)】とは?で紹介しましたが、

「シンプル」というフィンテックサービスですが、

このアプリを使うことで、預けたお金の管理や運用をアプリ行うことが出来ます。

銀行のサービスとの大きな違いは、

目標貯蓄額などの目標を定めたとして、利用者の収入や支出に応じて、

現状どうすればよいかなどの状況を集計して、適切なアドバイスをしてくれるなど、

アドバイスしてくれるサービスを行っています。

 

シンプルのその他の機能

上記に書いた機能以外にも、月々の固定費(家賃・光熱費・保険etc)を自動的に算出し、

その固定費と収入から、自由に使えるお金を割り出してくれるような機能もあります。

具体的な目標設定(レジャーや買いたい物、貯蓄額)をしておくと、

どれくらいの利用があるので、あと、どれくらい節約すれば目的を達成できるか、

そうする為には具体的などうすればよいかなど、

お金に関するアドバイスを行ってくれたりします。

今後はAIの活用により、もっと快適に的確にアドバイスしてくれるかもしれません。

銀行系のアプリでも似たようなサービスもあり、

信用の部分では大手メガバンクにはかないませんが、

自由度はやはりフィンテック企業の方が高く便利だと感じます。

 

銀行の免許は無いけど銀行

店舗が無くなる!?見出しに書きましたが、シンプルは店舗もありません。

ただ、銀行の様な業務を行うことが出来ます。

更に、自身で事務処理をおこなうシステムもありません。

そういった作業は他の銀行に業務委託しています。

不思議な感覚ですが、正式な銀行免許は持たない「銀行」という扱いになります。

銀行業務は今まである銀行にお願いして、使い勝手やアドバイス(寄り添う部分)に特化することで、

新しいサービスを提供出来るようにしています。

 

店舗などのインフラが不要

このシンプルは数年前からあり、今はもっといろいろな企業が参入しています。

こうしたサービスの特徴は基本的に店舗などのインフラをもっていないことです。

手堅さを重視する傾向のある日本だと『店舗が無いと信用にかける』など、

考える方も多くいらっしゃると思いますが、

こうしたインフラを持たないことを逆に強みとしているがフィンテック業界でもあります。

今までの金融の素晴らしさは活かしつつ、どんどん新しいサービスを展開していくので、

既存の金融機関からしたら恐るべき存在ですし、業務の一端を少しづつ奪われる可能性もあるので、

銀行ももっと新しいことを取り入れて、進化していかないと厳しい時代が来るかもしれません。

以上の様な流れもあり以前紹介した、

【MUFGコイン・みずほマネー】普及するのか!?メガバンクの仮想通貨

か加速していったり、

仮想通貨|COMSA(コムサ)でICO革命が起こるのか!?

で開発チームに三菱東京UFJなど大手が協力しているかもしれません。

正直、まだ普及途中ですし、どうなるかは分かりませんが、

とんでもない可能性を秘めていると思います。

『シンプル』について気になる方は以下をご覧ください↓

https://www.simple.com/←英語のサイトです。

 

フィンテックで投資もスマホで簡単・楽々に

証券会社を経由して取引を行う場合は手数料がかかります。

取引の回数が多かったり、高額になる方には積み重なると結構な費用が発生します。

証券会社によって違いはありますが、

取引回数が多い方は年間の手数料を見ると数万円~数十万円以上かかることもありますよね。

更に、アメリカで割かし知名度のあるオンライン証券を利用する場合は、

1取引につき7~10ドルかかって来ます。

この取引額に目を付けて、実質無料で取引出来るアプリも登場しています。

今は多数存在ますが、先駆けで有名なのは、スマホで取引出来る手軽さと、

手数料も無料と謳っている『ロビンフッド』が有名です。

2018/2/23追記

ロビンフッドもロビンフットクリプトを開始しました。

ビットコインとイーサリアムを取扱い、手数料無料です。

取扱いできない通貨を含めて16種類の価格をモニターできるそうです。

今後、仮想通貨はますます世の中に広がっていきそうだと改めて感じます。

 

何故このようなサービスを実現できるのか?

各証券会社手数料がかかっているのに、何故無料に出来るか?

気になる方も多いと思います。

利息収入と信用取引の貸付金利と貸株料、

頻繁に取引をおこなうトレーダー向けのプレミアム機能利用料などが収入元になっているため、

手数料無料を実現することができるようです。

この様に「格安」な手数料だけでも画期的ですが、

それを通り越して「無料」にしているビジネスモデルはベンチャーならではと言えるでしょう。

『ロビンフッド』←英語のサイトです。

 

日本の中で似たサービスがあるのか?

国内でも多数の取引アプリが開発されています。

ウェルスナビ株式会社が提供しているサービスなどはこれに近いのかな?

と感じました。手数料が格安で、ロボアドバイザーを使ったサービスです。

ロボアドバイザーに関しては別記事で紹介しますが、

簡単に言うと自分が考えなくても最適な投資をしてくれるという機能です。

※もちろん完璧というわけではありません、リスクも存在します。

ロボアドバイザーのアドバイスにより私たちの生活に合わせた、

資産配分の維持、積立投資の継続といった合理的な投資行動を自動で行ってくれるため、

手間がかからず、本当に簡単にサービスを使うことが出来ます。

WealthNaviは世界水準の金融アルゴリズムを提供する、投資経験者に選ばれているロボアドバイザーです。だから初心者の方にもオススメ。

引用 : WealthNavi

公式ページ←日本語サイトです。

この様なサービスがいくつか登場しています。

 

フィンテックを活用して金融業界は新しい次元へ

最近、家電製品も含めてIoTという言葉を目にすることが多かったと思います。

このIoTは金融にも影響を与えています。

もう大分、使い古された言葉かもしれません。

もしかするとフィンテックももう古い言葉かもしれません。

それだけ動きが早い世界と言えるでしょう。

話はそれましたが、このIoTとはInternet of Thingsの略称で、

日本に翻訳すると「モノのインターネット」と呼べます。

普段使っているネットのサービスがあらゆる物に接続可能になったということです。

例えば、テレビ、冷蔵庫、照明、車、あらゆる物です。

※セキュリティ面で問題が多いとも言われています。、

車にIoTを組み込んだ例を挙げますと、

真夏日に自宅を出る数分前からエアコンが起動して、社内を快適に過ごせるように調整してくれたり、

最近テレビのCMなどでも良く流れている『自動運転』も当たり前になる可能性もあります。

自動運転で事故が減れば、新しい「保険サービス」などが出てきます。

また、みずほ情報総研のレポートにも参考になる記事が載っているで、

気になる方は一度目を通してみてください。

因みに、このレポート内で以下の様に書いている文面がありました。

銀行等金融機関では、顧客の金融ニーズを従来以上に深く把握し、便利な金融機能を提供するための仕組みとして、現在のFinTechを積極的に活用することが不可欠である。

引用 :  みずほ情報総研→他分野事例を踏まえ「金融・保険分野でのIoT 活用」を考える→2.金融・保険分野を取巻く状況

 

まとめ

フィンテックを活用した新しいサービスは続々と登場しています。

どれも大胆なサービスが多く、金融業独自が提供していたサービスを、

次々にフィンテックベンチャーが代わりのサービスを出してきています。

特に証券会社や金融系サービスはこうした技術がもっと活用されて、

時代と伴に大きな変化が起こる可能性が高いと言えます。

今後もこうした技術と業界には注目しておくべきだと思います。

 

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