NEM(ネム)は危険な通貨なのか?悪評退散!最新ニュースなど

NEM(ネム)についてあれこれ書いていきます。

コインチェック問題以降、元気がありません。

応援の意味も兼ねて「NEM」についての動向を書いて行こうと思います。

追記:

①3/20はバイナンスに上場されました!

②3/20NEM財団がコインチェック問題で流出したNEMの追跡をストップしたそうです。

→どうしてストップしたのか真意は分かりません。

 

NEMのチャート

引用:2018/2/27 ZAIF

年始から一気に下がり底をウロウロしている状態です。

G20次第ですがこれより下がる可能性もあります。

現在40円程度、上ってきて75円、104円、130円、160円これらを超えてきたら最高値に到達できるかもしれません。取り扱いは国内だとザイフで購入可能です。

3/20のG20以前は20円台まで下がりましたが、G20以降は30円台と少しずつ値を戻してきています。

また、バイナンスに上場したことで流動性が高くなる可能性があります。

 

NEMとは?

すごく簡単に説明いたします。

New Economy Movement(新しい経済運動)の略称です。

発行通貨単位はXEM(ゼム)です。

総発行量は8,999,999,999XEMで1600人程度の投資家に分けられました。

ブロック生成スピードは1分程度とビットコインの10分の1です。

PoSのようなマイニングはなく、PoIによるハーベスティングを使用しています。

PoIはたくさんNEMを保有し、NEMを流通させた人にハーベスティング報酬がもらえます。

PoIの条件は10000XEM以上の残高が必要で、1回に1000XEM送金、30日以内の取引などルールが決められています。

※同じ人で送りあったり、取引所から自分に送ったりを繰り返してもPoIスコアは上がらない数式になっています。

300万XEM以上保有しており、その他条件が整っている人はスーパーノードになれます。

コミュニティが強く、NEM財団がシンガポールにあり、世界各地にネムを広げる取り組みをしています。国内ではテックビューロの朝山さんが理事になっています。プライベートブロックチェーンmijinと連携したサービス開発を行っています。

NEMを管理するならナノウォレットというアプリケーションを使うことをおすすめします。

「アポスティーユ」という機能が売りで権利の譲渡、証明書発行などの機能があります。

 

NEMに関するニュース2/27日まで

全国ボート免許更新センターがNEMで決済できるように!

2018/4/1よりNEMでの支払い開始します。→https://boat-license.net/

船舶の免許更新の支払いにNEM(XEM)が使えるようになるそうです。

今は決済の段階ですが、今後はNEMを活用し船舶免許などの証明書機能が使われるようになるかもしれません。

 

コインチェック問題の新情報

日本経済新聞の記事NEM流出以前に社内から欧米へ不審な通信 コインチェック 」

海外のハッカーグループが関与している可能性があると警視庁は捜査をしているそうです。

アメリカなどの3か国から、コインチェックのサーバーに不正接続があったそうです。

どうやら1月23日頃からウイルス感染し、社内のサーバーから社外に不正操作されていた可能性が高いそうです。

気になる点は「ウイルスソフトはどこから入ったのか」です。

もしかすると務めている誰のUSBなどに付着していた可能性や、内部の人が怪しいサイトを閲覧したり、何かをダウンロードした際に付着していたのか、外部から侵入されてやられたのか、分からないですが、もし内部の人のデバイスやダウンロードによるウイルスの侵入であれば、ホットウォレットの問題の前に、社内管理の甘さが一番危険だと思います。

関連記事:【衝撃!コインチェックがハッキング】580億円以上の被害が!

 

ネム財団の追跡は続く

NEM財団副代表のジェフ・マクドナルド氏が「流出した分のNEMは追跡可能で闘いは続いている」と言っていまます。ご存知の方も多いと思いますが現在、闇サイトのなど小規模の匿名系サイト内で割安で売買されており、利用者が購入できるようになっています。そうしたXEMも追跡できるような仕組みになっているそうです。

NEMの投機的な部分やコインチェック問題が取り上げられていますが、技術的進歩に関心を寄せて、将来的な可能性に魅力を感じてほしいとジェフ氏は思っているはずです。

 

NEM財団のジェフ氏のインタビューから(過去から最新まで)

気になるポイントを箇条書きすると、

・使い切りのスマートコントラクト機能実装

・実用的であり、トークンとしての機能や証明書の機能など使い分けることが出来る

・NMEが専用取引所を作り、そこでNEMベースのICO案件を取り扱いやすくする

・コインチェックで盗まれたNEMを追跡中

・フィリピンのICOがネムを採用

・新バージョンのウォレットアドレスでは「Hot/Cold Wallet」という新機能を実装予定

 

朝山さんの謹賀新年の挨拶であったNEMとmijinの関係

私が楽しみにしてるのはここです。

一つのチェーンで完結できパーフェクトなサービスを実現できればいいのですが、職種や状況によって必要なチェーンの属性も代わってくると思います。

パブリックブロックチェーンを使った場合、スケーリング問題が完全解決すればよいですが、かなり時間がかかると思いますし、業界内(貿易、金融など)で使われる場合はコンソーシアム型かパブリックブロックチェーンの方が現実的なだと思います。

パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンの橋渡しが課題になっているケースが多いですがmijinとNEMは関係性が強く、共通のAPIで連携させることを前提に開発されている為、様々なサービスに応用出来るようになっています。更にmijinとHyperledgerは連携し契約書締結過程でのブロックチェーン適用を検証開始しています。

関連記事:NEM(ネム)が凄い!mijin(ミジン)にCatapult(カタパルト)一体何?

 

流出したNEMは闇サイトで165億円分別の仮想通貨に交換される

闇サイトでこれだけの規模のNEMが取引されており、日本人もそこで購入していたそうです。

闇サイトでは15%程度市場価格より安く購入できるので、大量に購入しそれを売却すれば大きな利益を得ることができます。

この場合は「刑法256条の盗品を買うことに」該当する可能性があるそうですが、仮想通貨自体を「モノ」としてみなすことが難しいそうで、購入した人を罰するのは難しいそうです。

NEM財団も目印をつけて盗まれたNEMをマークしていますが、間に合わないケースも増えているそうです。

「盗まれたNEMを買わない」「送られても触らない」「怪しいことがあればすぐにNEM財団やコミュニティに報告する」と皆で問題解決することが重要です。

ハッカーの方々もなるべくNEMを返却していただけるとありがたいです。←個人的願望です。

ハッカーの方が盗まれたコインを返却したという事件が発生しています。

イスラエルのコインダッシュというICO案件で、指定のウォレットアドレスをハッカーの方に書き換えられて、7億5000万円分の被害があったそうです。

しかし、2/23に突然盗まれた2万イーサリアム(18億円相当)を返却したそうです。

ネムのハッカーの方々も出来れば返却して欲しいと思っています。

 

ベネズエラこICO「petoro」にNEMが使用される?

このICOは国家規模のスキャムに似た案件になり兼ねないと思っています。

※あくまで個人的意見です。

ベネズエラのICOは「外貨獲得」が目当てで「何か新しい事を開発する為の資金調達」ではないと思います。

現在のベネズエラは対外社債は1300億ドル(14兆円弱)に該当し、債務不履行なり兼ねない状態です。

更に、アメリカから債権の発行や融資が禁止され(経済制裁を受けており)、こうした経済制裁を迂回した動きであると言えます。

国内では流通している「ボリバル」というフィアット通貨はインフレ率からみると全く機能していない状況です。

とにかく金が欲しいのでICOしたし、うまくいけばこの仮想通貨を新しいデジタル通貨として採用しよう、というくらいのものにすぎないと感じます。

 

NEMが値下がりし、それほど値上がりしない理由は?

これはあくまで憶測ですが、先ほどの盗まれた分のNEMが闇サイトで買われ、それを日々売却している人がいれば当然値段は下がります。連日小まめに売りが入れば相場も元気が無くなります。

また、盗まれたNEMを購入しない様になど言われているので心理的に買う人が少ないかもしれません。

更に、圧倒的にコインチェック問題で印象が悪くなりました。

周りにいる人にNEMについて聞いてみると半端ないくらい誤解している方が多いです。

興味の無いことはメディアが取り上げる表面的な印象だけを捉えるのでご認識だらけです。

「NEMはマルチシグってやつがが対応していないから盗まれた」

「JKにハッキングされたんでしょ」

「胡散臭いからNEMは買わない」

とかもう完全に誤認されています。

回復には時間がかかりそうですね。

初めて真剣に調べて買ったのがXEMだったので応援しています!

以上になります。

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