【ビットコインや仮想通貨を持っている理由は?】デジタルゴールド?決済手段?

資産がある程度大きくなった方はポートフォリオを組む方が多いと思います。

昔から「すべての卵を一つのカゴに入れるな」という格言がありますが、分散させることは大切な事です。ビットコインは決済手段以上に「デジタルゴールド」としての価値を持つと言われており、誰にも改ざんされず、国や特定の団体に管理されず、ネット上でいつてもやり取りができるので、金の様に価値を保存できるものだという人もいます。これは賛否ありますが、こうした意見は多数見られます。

※「デジタルゴールドコイン」という名のスキャムコインみたいのがありますが騙されない様にしてください!

・ビットコインをはじめ仮想通貨は決済手段として社会に浸透していくのか?

関連記事:今更聞けない!?仮想通貨の使い道は?市場規模は?

・それともデジタルゴールドとして、価値を保存するものとして扱われていくのか?

・それともその両方になり、今の概念で表すことが出来ないものになるのか?

・消えていくのか?

時間が経過してみないと分かりませんが、金と仮想通貨の違いを今回の記事ではまとめていきます。

また、そもそも金の価値について調べてみました。お役に立てれば幸いです。

6/5追記

アップルの共同設立者のウォズニアック氏もビットコインこそ唯一のデジタルゴールドになると言っています。

最近起こった事件でモナコインのブロック再編成がありました。あの事件から分かったことはビットコインはやはり安全の可能性が高いということです。

参考記事 : モナコインのブロックチェーンが改ざん?消えてなくなった?被害額は1000万程度・・

また仮想通貨の寿命について書きましたが、ライフサイクル理論もあながち間違いではないと感じています。

製品が成熟するのにかかる時間は信頼の証でもあるということです。

関連記事 : 仮想通貨の寿命を考えてみました。賞味期限は20XX年頃?

 

金が持つ価値とは?

金には昔から様々な価値がるとされています。

①商品としての価値

金の指輪、黄金のティアラなど装飾品として太古の昔から憧れの的でしたし、この記事を書くために使用しているPCの部品や電子機器の中にも微量の金などが使われています。

②資産や貨幣としての価値

金を資産として保有する方もたくさんいらっしゃいます。先ず金は貨幣として使われてきた実績があります。

ローマ時代、小判は江戸時代と昔から高額通貨として使用されてきました。

また、リスク回避資産として人気が高いのも金です。ドルが下がれば、相対的に値上がりする傾向があり、経済危機などで株式市場が荒れたりした場合、安全資産として保有する方が多いです。

 

金の価値を担保している理由は?

①希少性

今まで人類が掘り出した金の送料は14万~15万トンで、掘り出しができる残りの埋蔵量は6~7万トンと言われています。また、年間2500~3000トンが採掘量で、銅など他の鉱物資源と比べるとかなり少ない採掘量です。これが嘘か本当か知る術が無いですが、限りある資源で採掘量が少ないのが特徴=希少性が高いという事です。

この様に、希少性があり、美しく、加工しやすい為、皆が欲しがるようになったと予想できます。皆が欲しがれば当然、価値が上昇するので、貨幣として役割をなす際に、高価な貨幣として扱われるようになります。

上記の様に金は希少性が高く昔から高い価値を保存できるものとして扱われてきました。

 

ビットコインがデジタルゴールドと呼ばれる理由

ビットコインは「金」と同じように通貨としても役割を果たしますし、価値を保存できる可能性もあります。

ビットコインは2100万枚と発行枚数が決められています。

また、ビットコインは国など特定の団体が管理しているものではなく、マイニングによって少しずつ世の中に出回るように設計されています。マイニングは年々報酬が減っていくうえ、採掘難度が上がったりするので簡単に掘り出すことができません。

先ほど言った通り、決済の手段として使用可能で、皆が欲しがれば需要が上がっていく為、価格が高騰していきます。現在は1ビットコインは100万円以上の値段がついています。最高値はご存知の通り200万円を超して、今後は更に値上がりする可能性もあります。

関連記事:仮想通貨の寿命を考えてみました。賞味期限は20XX年頃?

また、普通の金は質量がある為、大量に持ち運びすることができません。

更に、大きな銀行などに保管してあり、その銀行を信用するしかないのですが、ビットコインはいつでも取り出し可能で、大きな銀行に預けなくても自分のアドレス内に存在し、管理者不在で大量のビットコインを移動可能です。

※当たり前ですが物ではありません。

 

デジタルゴールと言われますが、そうとも言えない事実

金には商品としての価値がありますが、仮想通貨は装飾品などにならない為、商品としての価値はありません。

※何か新しい技術に仮想通貨に部品として組み込まれたら概念が変わる可能性もあります・

また、一番のハードフォークしてしまうことが大きな理由です。

ビットコインゴールドとかウランとかどんどん草コインに分かれてしまいます。

仮想通貨を所有している人の理由に、ハードフォークによる無料配布の理由が大きな要因になっています。

また、ハッシュパワーの影響をもろに受け、価格が大きく変動したり、操作されてしまうリスクを考えると、ゴールドとは言い難いですね。

今までの金という概念に置き換えるとピッタリ合わないですが、今後はデジタルゴールドみたいだけど、デジタルゴールドではないという今までにない存在として扱われる可能性も大いにあります。

 

仮想通貨で金(ゴールド)が購入できるサービス

どちらも価値の保存先として注目を浴びています。

仮想通貨で金が交換できるサービスが登場してきています。

いくら仮想通貨(ビットコイン)などがデジタルゴールドと呼ばれても、資産家は安定資産を保有する場合は金を選ぶ人の方がおおいでしょう。

また、仮想通貨で大量の資産を保有することに成功した人は、法定通貨に変えず株式や仮想通貨の大暴落に備えて、金などの実物資産に変更する方もいると思います。

「vaultoro」というサービスでは仮想通貨とビットコインを交換することが出来ます。

これらの金はスイスの銀行に保管しているそうで、希望であれば自宅に送ってくれるサービスもあります。

更に「シェープシフト」という仮想通貨を取引所に入れなくても、他の通貨と交換できるサービスがありますが、このシェープシフトで交換できる仮想通貨と金が交換可能です。

このサービスを使えば、本当に少ない0.001グラムの金をから購入可能です。

仮想通貨というデジタルゴールドで金を買うという不思議な感覚です。

 

金以外の実物資産とも交換可能になる

bar9.comというサービスは金の貯蓄できるサービスです。

今後は貯蓄してある金などの鉱物を担保みたいな即座に仮想通貨や法定通貨に交換できるサービスが登場したり、それを使うことで物購入できたり、サービスを利用できるようになっていく可能性があります。つまり銀行に保管している「金」などでそのまま個人間決済や支払いに使用できるという構図です。

こうなってくると、もはや何でも決済の手段になりかねず、国からは間違いなく規制が入るでしょう。

国にとっても勝手に通貨として扱われ始めれば、消費税の徴収が出来ないですし、なによりマネーロンダリングに使用可能性が高くなります。サービスは登場するかもしれませんが、大きな力によって揉み消される可能性もあります。

 

金を担保としたICO

英国王立造幣局(ロイヤルミント)が金備蓄を担保とした仮想通貨の発行を行うと発表しました。

ロイヤルミントゴールド(RMG)と呼ばれ、造幣局の金庫に貯蔵されている金に対応して発行されるそうです。

1RMGコインは1グラムの金に相当し、「RMGを所有することは実物の金を所有していることになるというので驚きです。

これ以外にも、オーストラリアの貴金属製錬会社「パースミント社」が貴金属を担保とした仮想通貨の開発をしていくそうです。

更に「ハウステンボスコイン」が日本にあり、ハウステンボス内で使用できます。

1コイン1円で利用できるようになり、テーマパーク内で使用可能です。

このコインは50億円分の金の価値に相当した金本位制となっています。

この他にも怪しそうな金や鉱物資源を担保としたICOが次々と登場しています。

最近話題になったペトロも「ペトロ・ゴールド」という金を裏付けとした仮想通貨を発行す予定です。

 

まとめ

・金は装飾物など商品としの価値、通貨や資産としての価値、精神的な価値など多くの価値があると言える

・金は実物資産と言われ株式の暴落や不況の時に安定した財産として扱われる傾向がある

・ビットコインなど仮想通貨はデジタルゴールドとして認識されている側面もある

・デジタルゴールドとしての価値をなさないと言われている理由もある

→ハードフォークをする、歴史が浅い、実用的に使用できないなどなど。

・仮想通貨で金を購入できるサービスも登場している

→更に今後がカード会社と絡んでこうした金を即時にフィアット通貨分などに変更し、支払いできるサービスも出てくる可能性がある

・金を担保としたICOが世界各地で起こっている

 

以上になります。

今後も仮想通貨の価値に関して感じた事、調べた事、ニュースなどをまとめていこうと思います。

※2018/5/22追記

最近、MONAコインのチェーンが再編成された事件がありました。

詳細は→モナコインのブロックチェーンが改ざん?消えてなくなった?被害額は1000万程度・・でご確認ください。この事件を踏まえてビットコインのセキュリティの強さが投資対象として人気であることが良く分かりました。仮想通貨市場はまだまだ発展途上で何が起こるか分からない事だらけです。その中で現在の中ではビットコインのセキュリティが一番安定しており、リスクが低い可能性があります。資産として保有するにはセキュリティ面が安定している事は第一優先であると言っても過言ではありません。セキュリティ面からみても安全な仮想通貨を保有する事がより重要になってきそうですね。

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