IOTA(アイオータ)という仮想通貨の将来性は?どこで買えるの?取引所は?

今回はIOTAという仮想通貨を紹介いたします。

読み方は人によって違い「アイオータ」と読む人もいれば「イオータ」と読む人もいます。

秘めている可能性が凄いので、今後の普及がとても気になる暗号通貨です。

最近だと値段が暴騰して一時的にリップルを超えました。

将来的にIoT分野でもっと使われれば、価値が高まるかもしれません。

当たり前のことですが、課題も多数あるので知っておいた方が良いかもしれません。

それでは私の知りうる限りのIOTAについて紹介していきます。

※情報に誤りがあった場合は訂正します。

 

IOTAを説明する前に『IoT』とは何?

『IoT』という言葉をご存知でしょうか?

IoTとは「Internet of Things」(モノのインターネット化)のことで、あらゆる物がネットに接続されることにより、制御や情報取得が出来るようになることです。

意識してみると、身の回りに様々なIoTサービスが広がっています。テレビなどの家電製品がネットワークにつながるようになり、

便利さを享受している人も増えているでしょう。ゲームに関してもネット接続できるようになっていますし、最近だとエアコンや冷蔵庫の一部機種にもインターネット機能が搭載されています。

このIoTは国が推進しているビジネステーマ(society5.0 : 超スマート社会の構築)であり、様々な分野で技術開発やビジネスへの応用が進んでいます。

 

IoTが広がるメリットは?

・農業面での活用事例(スマート農業)

作物を育てるハウスの管理が外部でも出来るようになるメリットがあります。

ハウス栽培は水分調整・気温調整など労力や経験が必要になり、生産性向上が難しい部分が課題でしたがIoTが進むことで、ハウス内の状況が見える化出来るようになります。それにより(温度・湿度・水分量・CO2ガスなどなど)の調整を自宅から出来るようになるうえ、異常が起こった際にはメールで知らせてくれるなど管理がよりしやすくなります。また、今後はAIと連動することで自動的に最適な状況をコントロールしてくれるシステムが構築される可能性が高いでしょう。

・家電製品とIoT

身の回りにある多数の家電製品にインターネットの機能が搭載されはじめています。例えばエアコンにインターネット機能を搭載することで、外出先からエアコンのon/offなどを制御できます。更にペット監視用のカメラや、家じゅうIoTデバイスのon/offを制御できる商品なども開発されています。

上記以外にも自動車産業、街づくり、電力供給など多くの分野で研究や開発が進んでおり、今後もますます注目を浴びていくでしょう。

 

IOTAとは?

IOTAはこのようなIoT上でやり取りされることを想定して作られている仮想通貨です。

IoTサービスを使用する際の決済手段としても使用できるように設計されています。IoTの問題点に様々なものとネットでつながる為、ハッキングなどのセキュリティ問題や使った分だけ少額の決済をする為のシステムが既存のシステムではカバー出来ないなど、現段階で問題を抱えていますが、IOTAによってこうした問題を解決できるかもしれません。

2016年7月11日からスタートし、マイクロペイメント(ナノペイメント)に特化した暗号通貨で、既存のブロックチェーンを使わずDAGという技術を採用しています。先ほど言った通り、マイクロペイメント(ナノペイメント)に特化しており、送金手数料が発生しません。IOTA自体は全てトークン2800兆枚程度が発行済です。取扱いはBITFINEXなどでされており、100万枚で1単価として取引されていいます。

 

DAGとは?

引用 : https://en.wikipedia.org/wiki/Directed_acyclic_graph

『Directed acyclic graph』の略称で、日本語に訳すと『有向非巡回グラフ(ゆうこうひじゅんかいグラフ)』と言います。

有向グラフは頂点と有向辺(方向を示す矢印付きの辺)からなり、辺は頂点同士をつなぐが、ある頂点 v から出発し、辺をたどり、頂点 v に戻ってこないのが有向非巡回グラフである。引用 : ウィキペディア

かなり難解なので理解できていません(;’∀’)

ブロックチェーンは一つづつブロックが同じ方向に電車のように連なって続いていきますが、DAGの場合はブロックチェーン同様に方向は同一ですが、2.3複数のブロックに同時に繋がることが出来る特性をもっています。これにより、ブロックサイズにとらわれなくて良いため、スケーラビリティの問題を解決できる可能性があり、多くのトランザクションを処理できる特性があります。

IOTAにおけるDAG構造のことを「Tangle」と呼びます。

更にIOTAはIoTデバイスに組み込むチップ(プロセッサー)を作るプロジェクトも進行しているそうです。このプロセッサーがかなり特徴的で3進数(-1,0,1)を使って開発されているので、今までにない新しい取り組みを行っているそうです。

 

IOTAはマイニングが不要?

bitcoinなどは送金した際にマイナーによって『PoW(プルーフオブ・ワーク)』が行われますが、IOTAの場合は送金する側がPoWを行うことで手数料が無料になる仕組みをとっているそうです。

そしてIOTAにはコーディネーターと呼ばれるノードが存在します。(NEMでいうスーパーノード、ダッシュでいうマスターノード)このコーディネーターに過去のトランザクションが保存されているそうです。そして、未承認のトランザクションは消えていくようになっており、ストレージの容量をなるべく圧迫しない構造になっているそうです。コーディネーターはIOTAのコア開発者が役割を担っているそうで、今後はコーディネーターを無くしていくそうです。コーディネーターがいなくなった後は通常のフルノードが承認行為を行い、管理者がいなくなり、非中央集権になることを目指しているそうです。

 

IOTA目指す送金(承認)スピード

取引スピードは1000tpsを目指しているそうで、VISAカードなどは平均して2000tpsだそうです。送金速度は今後開発チームによって早まる可能性もありますし、ユーザーが増えていくと逆に遅くなるかもしれません。時間帯によって送金スピードが変わるそうで、ノードによって認証時間がかなり違いがあり、古くからメンテナンスをしているノードは承認時間が早く、新しく興味本位で立てたノードは承認時間が長くなるそうです。また、GPUを使ってPoWを行うことでより快適に行える仕組みを作っているそうです。

※tpsとは『 Transactions Per Second 』の略称です。トランザクション処理を毎秒何件実行できるかを表したもので、数字が大きい程高速処理が出来ているということになります。

 

IOTの課題はあるのか?

議論されている課題に『コーディネーターがいなくても機能をするのか?』

という質問があります。現段階では正しく解答することが出来ず、あくまで開発段階だそうです。

また、情報がクローズになっている部分が多く、人気の暗号通貨に比べると情報を得ることが難しいことが難点とれています。

きちんとした情報はIOTAの公式サイトをみて確認する必要があるそうです。以下、参考のサイトを記載しました。私のブログよりも遥かに詳しい内容が記載されているので、是非参考にしてみてください。

参考 : https://iota.org/(IOTAの公式サイト)

: https://iotafan.jp/(IOTAの日本語ファンサイト)

: http://lhj.hatenablog.jp/entry/iota(レオンハルトジャパン公式BLOG)

 

IOTAにライバルはいるのか?

マイクロペイメント(ナノペイメント)という部分だけに注目した場合、イーサリアムのライデンネットワークやbitcoinのライトニングネットワークなどがライバルになる可能性があります。

ご存知の通り、bitcoinは送金に時間が大量にかかり、更に手数料も高額になっている為、通貨としての機能が損なわれつつあると言った意見も見受けられます。そこを解決する為に、開発者の方々がオフチェーンでマイクロペイメントを実現できるシステムを構築しており、この技術がもしかするとIOTAのライバル関係になるかもしれません。

技術の根幹がブロックチェーンでなく、DAGなのでライバルと言えないかもしれませんが、どれが利用されていくかは今後も注目していく必要があります。

 

IOTAの仮想通貨ランキングは?

2017年12月21日段階で6位です。

参考 : マーケットキャップ

上場初日に時価総額が6位につけるほど注目された暗号通貨です。

最近だとマイクロソフトや富士通と提携しました。

参考 : http://coinpost.jp/?p=9581

 

IOTAの購入方法は?

国内の取引所ではまだ購入することが出来ません。

bitfinexやBINANCEで購入することが出来ます。

 

まとめ

IOTAはIoTに特化した暗号通貨です。

ブロックチェーンを使っておらず、DAG(tangle)というものを使用しています。

IOTAの特徴は、

・送金手数料がかからない(自分でマイニングを行う為)

・スケーラビリティの問題を解消できる可能性が高い(DAGを採用した為)

・量子コンピュータにも対応しているらしい

ライバル的存在にはイーサリアムのライデンネットワークやbitcoinのライトニングネットワークががあります。

まだまだ開発段階なので、今後の開発状況や提携した企業との関係によってサービスが広がることを期待しましょう!

 

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