ライトコインの値上がり理由は?ライトコインの持つ可能性とは?

最近の相場でライトコイン(LTC)が伸びました。

LTCの創業者であるチャーリー・リー氏もTwitterで元気に発信しています。

ライトコインはそんなに注目していませんでしたが、ビットコインと関係が深い通貨なのでこの機会に知っておくことをおすすめします。

今回はライトコインとはそもそもどんな通貨なのか?

何故、ライトコインは値上がりしたのか?

などをまとめていきます。

3/28追記 : litePayの終了を発表しました。話題になり値上がりの要因となりましたがとても残念な結果です。これほど短い期間に終了発表するという事は一部の人たちが利益を出すために情報を流していたとも考えられます。

※ICOや投資系の記事は伸びがいいですが、通貨の特徴や新しい技術に関してはアクセスが少ないです。仮想通貨に投資し儲かることは非常に素晴らしいですが、業界の進歩が自分の持っている仮想通貨の価値を上げることになるかもしれないので、知識もある程度深めていった方が良いと思っています。

 

ライトコインとは?

私はビットコインの上位互換通貨がライトコインだと捉えています。

※ビットコイナーの方に怒られそうですが、お許しください。笑

ビットコインを『金』とするならば、ライトコインは『銀』を目指しているそうです。

ライトコインはビットコインの問題を解決できるように作られました。また、ビットコインに新たな機能を実装する前にライトコインで実装し、その結果をビットコインに反映するなど、ビットコインとの関係が深い通貨です。

ライトコインの特徴を簡単にまとめると、

①ビットコインと比べて承認時間が速い

②発行枚数が多い

③暗号通貨の方式にスクリプト方式を採用している

④セグウィットがアクティベート済

⑤ビットコインの影響を受けやすい

以上になります。

 

①承認時間が速い

これはブロックの生成スピードが速いということです。

ビットコインは1ブロックの生成に10分ですが、ライトコインは1ブロック生成が1/4の2.5分でブロックの生成を行います。その為手数料が安くなります。

また、承認時間が速いという事は「ダブルスペルメント(二重払い)」の防止につながるメリットがあります。

ただ、改ざんに対するセキュリティはビットコインより低下するという指摘がされています。

 

②発行枚数が多い

ビットコインは2100万枚ですがライトコインは8400万枚です。

今後、ビットコインの使用が増え続けると様々な問題が起こってきますが、発行枚数が多ければボラティリティが安定しやすい性質があるため、発行枚数が多い分、問題も解決しやすいと言われています。

なぜ、発行枚数が多いのかというと①で紹介した承認時間がビットコインの1/4という事がポイントです。

マイニング報酬を支払う頻度がビットコインの4倍速いため、発行枚数を多くしているそうです。

 

③暗号通貨の方式にスクリプト方式を採用している

簡単に言えば

ビットコインに比べてマイニングが簡単にできるという事です。

bitcoinのマイニングは膨大な演算が必要となるため、難易度が高くなりそれに見合ったマシンが必要になります。

ビットコインは「SHA-256」というアルゴリズムを採用していますが、ライトコインは「スクリプト」と呼ばれるアルゴリズム採用しています。その為、一般的なPCでもマイニングを行うことが出来るようになっています。

これにより、一部のマイニングプールの様な強大な設備やパワーが無くても参加しやすくなっているため、より非中央集権をとりやすい形式になってます。

ただ、スクリプトはあまり使用されていない暗号方式なので今後何か問題が起きる可能性もあると心配する声もあります。

・マイニングにかかる電力費用が安い

マイニングが簡単であるという事やブロック精製が早くできるという事は電力消費を抑えることにつながります。

 

④セグウィットがアクティベート済

2017年5月11日にセグウィットが完了しています。

そもそも、セグウィットって何?という人は以下の記事をご覧下さい。

池上彰さんが解説するかも!?segwitの導入とLN(ライトニングネットワーク)実装について!

セグウィットにより高速な取引できるようになっています。

関連記事: 【要注意!】segwit2xによって誕生する新しいbitcoin(ビットコイン)B2X!

 

ライトコインの開発者はチャーリー・リー氏

Twitterも頻繁に更新されているのでフォローしても良いと思います。

マサチューセッツ工科大学で学士号、修士号を取得し、グーグルで6年働いていたそうです。

昨年の6月までコインベースでは役員を務めていました。

昨年末に保有しているライトコインを全て売却しています。

売却の理由は見限ったわけではなく、SNSなどで発言すると価格が変動するので「利益相反」を避けるために売却したそうです。

※この方のツイートにはやたらドラゴンボール特に「ベジータ」が出てきます。笑

 

ライトコインが2018年に値上がりした理由は?

①ライトペイのリリース

ライトペイとはライトコイン専用の決済サービスで、これにより法定通貨との交換や即時決済が可能になるそうです。2月の末からリリースされる予定です。

手数料は取引額の1%の予定です。

さらにビザカードが提携しているATMやお店などで使用できるようになるです。

また、Aliant(アリアント)がライトコインの決済サービスを開始すると発表しています。

※Aliantとはアメリカの決済処理サービスを提供している会社の事です。

 

②ソフトフォークも予定してる

セグウィットの導入などアップデートの意味で定期的にソフトフォークしていますが、今回のソフトフォークではマイナー各自に取引手数料を設定できる権利を与えるそうです。

これによって、取り引きが混雑した場合の送金詰まりが解消できる可能性が上がると言われています。

 

③ライトコインもハードフォーク予定!?

これは詐欺かもしれませんが、噂が先行しています。

ライトコインキャッシュ(LCC)と呼ばれる通貨が誕生するらしいです。

※ライトコインプラスもあるようですが・・・

ライトコインのハードフォークは2月19日予定で、1LTCに対して10LCCが配布予定だそうです。

どこ取引所で付与されるかは不明です。

ライトコインキャッシュ(LCC)は総発行枚数8億4000万枚で、ブロックの生成時間は2分30秒です。

ブロックサイズが13Gあると言われています。

※チャーリー・リーはライトキャッシュは無関係といっています。

 

ライトコインが買える取引所は?

国内だとbitflyer、bitbank、GMOコイン等ですね。

取引所はコインチェックの事件もあり、セキュリティが重要になります。

以下の記事で各社のセキュリティ面の比較を行っているので参考にしてみてください。

関連記事: これで安全!?セキュリティ面で定評がある仮想通貨取引所5選!

海外だとバイナンスで購入可能です。

 

ライトコインの今後は?

決済手段として利用拡大していったら、ビットコインの時代でなくライトコインの時代がくるかもしれません。ただ、決済手段だけならクレジットカードでも十分という声も聞こえてくるので、どうなるかは分かりませんが、暗号通貨を使用した決済サービスが普及してきた時には覇権を握るチャンスがあるかもしれません。

 

まとめ

・ライトコインはビットコインと関係が深い通貨

・ビットコインに比べてマイニングが簡単

・ブロック生成がビットコインの1/4、決済スピードが速いのも特徴

・開発者はチャーリー・リー氏

・値上がりの理由はライトペイが月末からサービス開始、ソフトフォークを予定している。

・ライトコインキャッシュ、ライトコインプラスなど詐欺的な話も出てきているので注意

・ライトコインはアトミックスワップやクロスチェーンでビットコインとは相互に活用できる可能性がある。

 

最後に

ビットコインキャッシュが出来る前はもっと存在感が出てくるのか?と考えていましたが、今はビットコインキャッシュと競合する仮想通貨も出てきているので、決済手段としてどの通貨が覇権を握るのかは今後も注目が必要です。

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