【要注意!】segwit2xによって誕生する新しいbitcoin(ビットコイン)B2X!

Bitcoinの価格が暴騰していますね。

11月2日段階で80万円を突破しました。

値上がりの理由はいくつかありますが『アメリカの大手先物取引所で先物取引』が始まる可能性があります。

アメリカのCME(シカゴ・マーカンタイル取引所で年末あたりに取引を開始するそうです。

この様にbitcoinの利用される場所が増えたり、bitcoinの使用が増えれば増えるほど、

ますます値上がっていく可能性があります。

また、segwit2xお影響が大きいと思います。

今後のBTCの動きですごく重要なことは11月のハードフォーク「segwit2x」です。

これが本当に起こるかどうかはまだ分かりませんが、これが起こるとBTCの価格が大きく動く可能性があります。

マイナーがついた方は残りますが、そうでない方は消えてなくなる可能性があります。

それくらい大事なわけです。今回はこの「segwit2x」についてまとめてみました。

 

ここで復習!HF(ハードフォーク)とSF(ソフトフォーク)は?

先ず、bitcoin(ビットコイン)は大きな問題を抱えています。

それは『スケーラビリティ』の問題です。

すごく簡単に言うと今のブロックサイズまま取引がどんどん増加すると、

取引が詰まってしまい使い物にならなく可能性があるということです。

さらにこの影響で、マイニングの手数料が高騰していますし、決済に時間がかかるので利便性がなくなるということも問題です。

因みに、bitcoin(ビットコイン)等のパブリックブロックチェーンは仕様の変化を行う際に『フォーク』という方法で対処します。

このフォークに2つの種類があり『HF(ハードフォーク)』と『SF(ソフトフォーク)』があります。

ハードフォークはブロックサイズを大きくすることで、沢山ブロックに書き込めるようにことです。

前回のハードフォークで誕生したBCC(ビットコインキャッシュ)は8Mまでブロックサイズを引き上げました。

ソフトフォークは書き込めるデータを小さくして、沢山収納できるようにすることです。

こうしたフォークに関しては、前回の【Tezos(テゾス)のICO】によって炙り出された『問題』とは?などでも簡単に紹介しています。

今回の様なハードフォークすると、今まで使用していたブロックチェーンと互換性がなくなります。

完全に独立したチェーンなので、今までの記録されたものは引き継ぎされません。

 

HF(ハードフォーク)で増えたBTCの兄弟達

①BCC(ビットコインキャッシュ)

ブロックサイズが8Mに引き上げられたました。

11月の「segwit2x」で大きな問題が起こった場合、BCCの需要が伸びるのではないか?

とSNSなどで話題になっています。

②BTG(ビットコインゴールド)

BTCの問題はマイナー主導になってしまうことです。

この問題を解決する為、「GPU(グラフィックコア)」を使用して、だれでもマイニングに参加できるようにしたそうです。市場からは評価を得られておらず、今後は値下がりする可能性が高いと言われています。

また、発行体が儲けたい為だけに作られたのでは?など良い評判は聞きません。

巷ではBTGのことをハマグリ通貨など揶揄している方々も多くいます。

③ビッコインシルバー?Bitcoin Silver

全く謎の通貨です。

この様にどんどんHFすることで兄弟が増えると、BTCを保有している量と同じだけ新しいコインがもらえます。

『無料でコインをもらえるならお得!』と判断しがちですが、以前使っていたチェーンと互換性がないので、

もともと持っているコイン自体が無意味になる可能性があります。

こうした流れは取引所にとっても、ユーザーにとっても良いことでないと個人的に思っています。

ただ、根本的に解決するにはハードフォークは必須になると思うので、

ビットコインの在り方が問われると思います。

最近だとビッコインは『金』に代わる物で、ビットコインキャッシュは取引に利用されるようになる、

と用途などの議論がされるようになりました。

 

「segwit2x」の交換所(取引所)の対応

11/1時点でコインチェックからは以下の様に発表していました。

今回のHF(ハードフォーク)で分岐するbit coinのことを『B2X』と呼ぶそうです。

発生したB2Xは付与を行う予定です。また、B2Xの付与により「レバレッジ取引で保有するBTCショートポジション分」、「信用取引におけるBTC借り入れ分」については同量の返済義務が発生する見込みのため、本記事をご一読の上、ご注意くださいますようお願い申し上げます。

また、以下のような事象が発生し、弊社にてお客様の資産の保護が困難と判断される場合やサービスの安定した提供が困難と判断される場合においては、B2Xの付与を行わない可能性がございます。

・Replay attackに対する対策が不十分であると確認された場合
・マイナーが十分に集まらず、ブロックが安定的に生成されない場合
・何らかの脆弱性が発覚しそれに対する対策が行われない場合
・その他、弊社においてB2Xを付与することが適切ではないと判断した場合

等 参考: https://coincheck.com/blog/4535

交換所はいろいろ対策をしないといけないので大変ですね。

付与しないと客から文句を言われるし、付与して事故があれば交換所のせいにされるし、

付与するにはシステムメンテなどで当然お金かかるし、

世界中の取引所と投機家はおBTC(ビットコイン)疲れを起こしていると思います 笑

因みに、一番重要なポイントは『Replay attack(リプレイアタック)』の対策と『マイナー』の支持です。

どうしてもPoW(プルーフオブワーク)の場合、マイナー主導になってしまいます。

マイナーが付かないとそもそも取引が成り立たないですし、

Replay attackの対策がされないと、事故や泥棒が起こり放題になる可能性があります。

 

Replay attack(リプレイ・アタック)とは何?

一番問題になるのはハードフォークする前のBTC(ビットコイン)と、ハードフォーク後のB2Xは同じプライベートキー(秘密鍵)を持つことになります。

この同じ鍵を使うということが、事故や犯罪につながる問題点です。

簡単に説明すると『BTCをAさんに送ったら、B2Xが知らない誰かに送金されてしまいました』

という事故が起こる可能性があります。

このリプレイアタックで一番被害がでた事件が『TEH DAO(ザ・ダオ)』というICOです。

これはとても画期的なアイディアだった為、ICOで高額を調達しましたが、

リプレイアタックの問題をつかれ数十億が消えました。

この事故をうけて、イーサリアムとイーサリアムクラシック分裂する事故が起こりました。

コピーされて勝手に送金されていたという攻撃です。

このリプレイアタックはハードフォークする側でも対策(リプレイプロテクション)しないといけませんし、

取引所(交換所)も同様に対応する可能性があります。

今回のB2Xはリプレイアタックの対策に対する動きは今のところ報じられていません。

(2017年10月末時点)

 

今回の2Xに対する対策は?

もし購入する場合はリスクヘッジを考えてBTC、BCC、B2Xを同じ枚数を揃えておく、

他のコインが強くなった場合にアルトコインにすぐに逃げることが出来るようにする。

よく分からい場合手を出さず、アルトコインに移しておく、

BTCが高騰しているせいか、アルトコインは軒並み下がっており、

今が買い時と言えるかもしれません(11月1日)時点。

※投機の判断は自己責任です!

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

11月予定しているハードフォークは今後のBTCの在り方を決める大切なHFです。

ここで決まったチェーンが今後の長く使用される可能性もあります。

ただ、リプレイアタックに関してちゃんとB2Xと取引所(交換所)が対策(リプレイプロテクション)しているか、

ここが重要な点になります。

必ず安全を第一に投機を行うようにしてください。

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