【髪の毛が抜けるのは何故?】異常?正常?それとも・・・男性向けの内容

30代になると毛量が減り、コシやボリュームが無くなってきている人も多いと思います。

お風呂後の髪の毛が抜ける量も気になったり、枕についた毛も気になってくる方も多いと思います。

働き盛りだからこそ、早目のケアが後々の髪に影響してくるので重要なポイントです。

因みに、美容院やマッサージに行くと必ず「頭皮のマッサージ」を普段から行った方が良いと言われます。頭皮が固いと脱毛の原因につながるからだそうです。マッサージについては後半で紹介しています。

今回は、

・男性の髪の毛が減る原因

・一般的にどれくらい髪の毛が抜けるのか?

・抜け毛が多くなる時期はいつなのか?その理由と対策についての説明

・抜け毛が多い人向けのケア方法

などを紹介していきます。

関連記事 : 抜け毛が多い!生活習慣を見直して抜け毛を防ぐ方法10選!

 

1日で男性はどれくらい毛髪が抜けるのか?

通常の男性であれば1日50本~150本程度が抜けています。

因みに成人の毛髪量は約10万本だそうです。

そのうちの150本程度というのは案外少なく感じます。もし、300本など大幅に抜けている場合、何か異常が起こっている可能性が考えられます。

髪の毛が抜けるサイクルは?

細胞と同じで代謝によって髪の毛も抜けたり、生えたりを繰り返しています。

こうした代謝を「ヘアサイクル」と呼び「成長期」→「退行期」→「休止期」→「成長期」という流れで代謝を繰り返しています。このサイクルの期間はおおよそ4年間と言われています。

抜け毛の種類によって判別する

抜けた髪の根元が白色になっているものは休止期をむかえ、抜けていった髪の毛と判断できます。

また、ハリがある髪の毛も髪の毛に栄養が送られていることの証明になります。

こうした髪が抜けるのは問題の可能性が低いと言えますが、細い髪の毛や短い髪の毛が抜けている場合、ヘアサイクルが乱れてている可能性があります。明らかに短かい髪毛が多く抜けている場合は異常のサインかもしれません。

男性の髪の毛が抜ける原因は?

季節などに関わらず抜け毛の原因を知ることが大切です。

主な原因は、

「生活習慣が乱れている」

「シャンプーが合っておらず、間違ったケアをしている」

「ストレス過多な状態である」

「男性型脱毛症(AGA)の可能性がある」

そんなん分かっとる!とおっしゃる方も多いと思いますが、改めて要素を書き出していくと、

「生活習慣が乱れている」

・慢性的な睡眠不足である

・食生活が乱れている(暴飲、暴食、偏食)

・生活のリズムが不規則

・運動を全くしない

この様な事が原因で血流が悪くなり、髪に栄養が行きわたらなくなる可能性があります。

「シャンプーが合っておらず、間違ったケアをしている」

これらも抜け毛の原因になります。

洗浄力が強すぎるシャンプーは頭皮の脂を取る事には良いですが、取り過ぎてしまっている可能性があります。

また、刺激の強すぎる育毛剤やヘアトニックは頭皮には逆効果かもしれません。

関連記事 : すぐに分かる!育毛トニックの効果やメリット・デメリットとは?

シャンプーを変える事で抜け毛が減る可能性もあります。因みに、シャンプーには育毛効果はありません。

あくまで頭皮を洗浄するのに役立つのがシャンプーです。シャンプーを使うことで頭皮をより健やかに保ち、髪の毛が生えやすい状態を作ることが本来の目的です。シャンプーについては別記事でいくつか書いていますのでこちらを参考にしてみてください。

関連記事 : 要注意は何色!?「頭皮の色」でわかる危険度をなる早チェック!

簡単にまとめと

・肌への刺激が強すぎる場合は低刺激なシャンプーを選ぶ(アミノ酸系シャンプーなど)

・アルカリ性ではなく弱酸性のシャンプーが良い

・刺激は優しいが髪の毛のスタイリング剤などをきちんと落とす洗浄力を備えている

「ストレス過多である」

ストレスは万病の元です。ストレスを感じる理由は様々あると思いますが、良いストレスと悪いストレスがあります。良いストレスは丁度良い緊張感を与える事で仕事効率が上がったり、成功に向ける活力になりますが、悪いストレスは「嫌」「自分を追い詰める」など負の感情になります。ストレス対処に関しては「自分自信を受け入れる事」が大切だと思っています。ついつい失敗や後悔を引きずってしまいがちです。こうした「考え方を変える癖」をつけていくのも大切な事だと思います。

悪いストレスは免疫力の低下、血流悪化の原因になります。体だけでなく精神が健康でいられるように自分の好きな事に触れる時間や睡眠の質を高め、精神エネルギーをコントロールする術を身に着けていきましょう。

「男性型脱毛症(AGA)の可能性がある」

AGAは病気ではなく、体質が原因で生じる脱毛症状です。

AGAは3人に1人と言われており、親族、親戚に症状がみられる方はAGAの可能性が高いそうです。

見分けるポイントは「生え際」「頭頂部」から髪が薄くなっていく場合です。

AGAで悩んでいる先輩がいましたが、この方は食事を徹底し、育毛剤やシャンプーを変えた結果本当に髪が生えてきました。早い段階で対策していました。

この方は「ミノキシジル」を服用していました。ミノキシジルには副作用などもある為、専門家(クリニック)の意見を参考にするのが一番良いと思います。

クリニックによって相場は変わるそうですが「1か月で7000円~18000円程度」と謳っているクリニックもあります。決して安い金額ではありませんが、自分で治療するストレスや調べながら対処する手間などを考えると効率的と言えるかもしれません。

「髪に多大なダメージ与えている」

ブリーチやカラーなど髪の毛にダメージを多大に与えている方はハゲる可能性が高くなります。

美容院などでブリーチなどをする場合は地肌になるべくつかない様に依頼をしましょう。

ただ、薄毛が気になる方は頭皮へのダメージは極力避けるようにしましょう。

また、ワックスなども同じように洗い残しなども同様に頭皮トラブルの原因になります。

 

髪の毛が抜けやすい時期は?

髪の毛が抜けやすい時期があります。

実感されている方も多いと思いますが「夏や秋」が一番抜け毛が増える季節です。「春」も抜け毛が目立つ季節言われています。

秋に特別なダメージを受けて抜けるわけではなく「夏」のダメージが蓄積し、秋にその結果が表れている可能性が高いです。また、犬や猫を飼った事がある方なら分かると思いますが、毛が入れ替わる時期が秋や春です。

紫外線によるダメージ

夏と言えば「強い日差し=紫外線」「夏バテ=食欲や体力の低下」がカラダに影響を及ぼします。

秋に抜け毛が増える理由は夏の紫外線の影響が大きいと言われています。

髪の毛は頭皮を紫外線から護る働きもあります。ただ、髪の毛が紫外線を吸収した後、髪の毛の主成分である「アミノ酸(シスチン等)が酸化して別の物質に代わります。これにより髪毛を構成しているケラチンタンパク質がダメージを受けてしまいます。

また、正常の髪の毛はシスチンが綺麗に結合していますが、紫外線を浴びて酸化することでSO3H(システイン酸)に変化し毛髪がダメージを受けます。

夏バテによる体力の低下が原因に

食欲や体力が低下すれば当然、栄養が不足する状態になります。

この栄養不足は髪や体のあらゆる場所に影響与える可能性があります。

髪の毛にもこうした影響が表れる可能性も考えられます。

秋に髪の毛が抜ける対処方法

原因が分かれば対策をうちやすいですよね。

夏に紫外線対策をすればよいわけです。髪の毛用の紫外線カットのスプレーをしようしたり、帽子を被ることで紫外線を抑えることができます。※帽子を被った影響で蒸れる事も頭皮にとっては良いことではないので、日差しが強い時はなるべく日陰にいるや、日光に当たり過ぎない事が大切です。

頭皮のマッサージを行う

これは動画をみてもらった方が早いです。

夏だけに限らず普段から実施して血行が良い頭皮環境を作り上げていきましょう。

動画の主の毛量がすでに物語っていますね。笑

食事に気を使う

髪毛もタンパク質で出来ており、栄養が足りないと当然ハリやコシが無い髪の毛になってしまいます。

髪の毛の主成分は「タンパク質」です。大豆や肉を食べ、バランスの良い食事も大切になります。

休息しストレスをためない

「睡眠」が重要になります。質の高い睡眠は健康にとってとても大切な要素です。

質の高い睡眠をとる為には睡眠のリズムを作る事。

ちゃんとリラックスした状態で睡眠に入る事。

布団に入ったらスマホなどはいじらない事。

自分に合った枕を使用する事。

寝酒などはしない事。

いくつも要素はあります。とにかく睡眠の質を良くすることが大切です。

関連記事 : 【睡眠は量ではなく質が大切】時間管理など出来ることから始めよう!

髪の毛が抜ける病気は?

髪の毛が抜ける事は「カラダからのSOSのサイン」かもしれないので病気の可能性がある場合、早めに病院に行きましょう

①鉄欠乏症貧血

男性は貧血になりにくと思っている方も多いと思いますが、そんなことはありません。私も母親の血を引き継ぎ貧血症状が良く出ます。鉄分が不足するとカラダ中に酸素を行き届けさせる事ができず、血流が弱くなり必要な栄養が髪に届かなくなってしまいます。

貧血の症状はめまい、立ちくらみ、爪の色が青紫、顔色が青白い、頭痛などです。

対処方法は鉄分サプリメントを飲むことは勿論、病院で検査してもらう事をお勧めします。

貧血は主に内科が多いですが、症状によって変わる為病院のインフォメーションで確認しましょう。

②脂漏性皮膚炎

頭皮の皮脂を餌に「マラセチア」という菌が頭皮に炎症を起こす病気です。

皮脂とフケが大量に発生し、赤く炎症を起こします。

診察する時は主に内科化か皮膚科が多いそうです。

髪の毛が抜けた後のケアは?

これは先ほどから書いていますが、

食生活の見直し

→タンパク質(大豆など)亜鉛(牡蠣やナッツ)、ビタミン類(緑黄色野菜)をとる。

→揚げ物などの食べ過ぎやお酒の飲み過ぎに注意

生活リズムの見直し

→質の高い睡眠をとる、適度な運動を行う。

頭皮のマッサージ

→シャンプーしながらのマッサージやお風呂あがった後にトニックをつけてマッサージなど

シャンプーを変えてみる

→洗浄力が強すぎる場合はアミノ酸系シャンプーにする

などが基本的なポイントになります。

症状が軽い場合は育毛剤を試して使うこともおすすめですが、症状が進行している方はクリニックに相談することをお勧めします。

 

髪の毛の都市伝説

髪にまつわる都市伝説についていろいろまとめました。

ワカメ・昆布・ひじきは薄毛に効果はあるの?

特にありません。

ミネラルが不足していると髪が薄くなると言えません。

見た目に騙されない様にしましょう。

性欲が強い人は薄毛でしょうか?

これも関係ないと言われています。

草食系の男性で薄毛の方も多数いらっしゃいます。

基本的な薄毛の理由は毛根に存在するレセプターが男性ホルモンと酵素によってできるDHTという物質に影響をうけて髪の成長を止めることが原因になると言われています。

ここの男性ホルモンが性欲と関係しているため、性欲が強い=男性ホルモンが濃い=薄毛?のような考えていたっていると考えることができます。

白髪が増えるので抜かない方が良いのでしょうか?

白髪を抜いても増えることはないそうです。

ただ、抜くと生えてこなくなる可能性があるので注意です。

薄毛や白髪は遺伝が主な原因?

これは本当だそうです。

親戚や家族に該当する人がいれば要注意です。

覚醒遺伝ともよく言われますが、あれも実際よくあることだそうです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

30代は健康(カラダ、髪の毛)などのケアを考えてあげる年齢でもあると思います。

基本的な食事方法や生活習慣の見直し、使用するシャンプーなどを自分にあったものにする。

健康的でストレスを発散できる生活をすることで免疫力を高め、精神的に健康的な状態でいる。

紫外線など外部からの刺激はシャットアウトする工夫をする。

これらをしていても明らかに改善しない場合は育毛剤やクリニックにお世話になる。

病気を疑う場合は診察をうけてみる。

早目の行動やケアが後々に響いてきますし、悩みの種が減れば、当然精神的ストレスもなくなります。

基本的な事ですが、おかしいと思ったら少しでも早めに取り組んでいきましょう。

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