Telegram(テレグラム)のICOとは?購入時期やホワイトペーパーまとめ
今後、超大型のICOが控えています。
暗号通貨の開発者とのメッセージアプリとしてよく使われている「Telegram(テレグラム)」がICOを実施する予定です。
資金調達額が2000億円~5000億円を目指しており、今までのICOとはレベルが違います。
今回はこのICOについていろいろまとめていきます。
※まだ、正式な情報は一般公開されていないので、詐欺サービスやサイトに騙されない様に気をつけましょう。
※特に検索の上位に表示されている広告サイトには入らず、入ったとしても登録しない事や、ウイルスセキュリティソフトのインストールは必須です。
Telegram(テレグラム)とは?
画像引用 : テレグラム公式ページより(フォールアウトっぽい絵ですねw)
ロシア出身のパーヴェル・ドゥーロフ氏によって開発されました。
メッセージアプリで暗号通貨の開発者の方とやり取りするのにも良く使用されています。
COMSAも公式テレグラムアカウントがあり、朝山さんがたまに情報などを共有しています。
現在の利用者は2億人以上いるとされています。
特徴を箇条書きすると、
①チャットをする為にシンプルに作られている
②通信速度が他のチャットアプリより速い
③セキュリティが強い
※セキュリティが強いに関しては諸説ありますが、よく使われているメッセージアプリに比べて優秀という評価です。
※日本語対応はしていません。
利用する費用は0円で、広告も出てきません。
個々でのやり取りもできますし、最大5000人規模のグループチャットも可能です。
https://telegram.org/(テレグラムの公式ページ)
テレグラムの暗号化技術について
以下は、テレグラムのセキュリティに関してにわかの知識でありますが紹介します。
テレグラムの暗号化の技術には「MTProtoモバイルプロトコル」という独自の暗号化プロトコルを採用しています。
このプロトコルには2パターンあり、「エンドツーエンド暗号化」と「サーバークライアント暗号化」があります。
詳しいことは100%分かるわけではありませんが、個別のチャットとグループチャットで使い分けているそうです。
また、バウンティプログラムのようなハッキングやクラッキングに対して、報奨金を払う制度を導入しているそうで、過去には3000万円の報奨金を支払って、トラブルが起こらない様に対策をしているそうです。
また、強い暗号化技術がテロリストにも使われている可能性があるそうです。
テレグラムICOの内容は?
ホワイトペーパーは現在の段階だと、一部の人しか読むことができません。
今回の記事もネット上にあるソースを活用しまとめています。
つまり、以下で紹介していることは誤りの可能性もあるので、あくまでも現段階のまとめだと思ってください。
参考 : https://jp.cointelegraph.com/news/what-to-make-of-leaked-telegram-ico-white-paper
①独自のブロックチェーンを開発する→TON(Telegram Open Network)と呼ぶ
・「TON」のホワイトペーパーには現在の2億人のユーザーを取り込むもくろみ
・拡張性のあるマルチ・ブロックチェーンアーキテクチャ
これにより様々なアプリなどが開発しやすい仕様になっていると考えられます。
・コンセンサスアルゴリズムはPoS(プルーフオブステーク)
・ビットコインやイーサリアムが直面しているスケール問題などを解決できる
この様なことが記載されているそうです。
②TON上ではGramというトークンを使用する
ETHの様な感覚で使えるのがGramです。
③既存のブロックチェーン(ETHやBTC)とは違う第三のブロックチェーンと呼ばれている
・拡張性のあるマルチ・ブロックチェーンアーキテクチャで292本のブロックチェーンから構成される
→「インスタント・ハイパーキューブ・ルーティング」により各取引を横断できる
・無限シャーディングパラダイムにより、1秒間に数百万件の取引が可能
・PoS+2-D分散化台帳によって、不正確だったブロックの上に有効なブロックを新たに構築し、ハードフォークを避けることが出来る
以上を見る限り、LISKの様なサイドチェーンを活用した独自のブロックチェーンになりそうですね。
テレグラムのICOはプレセールと一般に分かれる
機関投資家向けのプレセールと一般投資家向けに分かれており、プレセールでは目標調達額は8億5000万ドル。
機関投資家の方は少なくとも26億円以上の資金からプレセールに参加できるそうです。
3月の一般投資家向けのセールでは11億5000万ドルの資金調達を目指すそうです。
合計20億ドル、日本円換算で2000億円以上です。
各国の規制が厳しくなっているのでどうなるか分かりませんが、実現すればICOの存在が更に目立ちます。
テレグラムのICOはいつから参加できるのか?
一般の方向けのICOは3月を予定しているそうなので、2月末くらいには正式な報道があると思います。
Gramの購入方法は?
正式なアナウンスはまだ無い為、不明です。
一般的なやり方だとETHやBTCを専用のサイトに送金し、それに該当した分のGramがウォレットに振り込まれる形式です。
また、ドル支払いも受付可能になる可能性が高いと思います。
Telegram(テレグラム)以外のメッセージアプリやSNSの仮想通貨に対する動きは?
今回のTONが成功すれば当然、他のメッセージアプリやSNS系もICOを実施する可能性があります。
2億人が独自通貨のようにGramを使うようになれば、もっとボーダレスになり、独自の経済圏が確立する可能性もある為、見過ごすわけにはいかないでしょう。
LINEの動き
実はLINEも「LINE Financial」という仮想通貨事業をはじめとする、金融事業関連の新会社を設立して、仮想通貨事業に参入を発表しています。
さらに革新的な金融サービスの構築・提供をすべく、今回の新会社設立の運びとなりました。今後、本新会社をベースとし、「LINE」上で仮想通貨交換や取引所、ローン、保険といった、様々な金融関連のサービスを提供する準備を進めており、さらなる金融事業の拡大を行ってまいります。また、LINEがこれまでに培ってきた日々のメッセージを扱う高いレベルのセキュリティに加え、ブロックチェーン技術などの研究開発を積極的に推進し、ユーザーにとって便利で、安全な金融サービスの提供を目指してまいります。
引用 : https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2023
・Facebookの動き
ザッカーバーグ氏も今後の為に勉強をしていくと発表しています。
I’m interested to go deeper and study the positive and negative aspects of these technologies, and how best to use them in our services.
This will be a serious year of self-improvement and I’m looking forward to learning from working to fix our issues together.”
引用 :https://www.cnbc.com/2018/01/04/mark-zuckerbergs-personal-challenge-for-2018-fix-facebook.html
ブロックチェーン技術は中央集権的なサービスと相反する性質を持っている為、今後のビジネスを展開する為にも活用出来る準備はしておこないといけない事でもありそうですね。
・We chatの動き
We chatは中国で人気のSNSです。私の推し通貨のNEMと連携すると発表がありました。
NEM announced that it will launch a mobile wallet mini-program for WeChat, China’s most popular messaging app, later this month. According to Inside NEM, an unofficial news source for the project, the NEM micro-app will be the first cryptocurrency wallet developed specifically for WeChat, although CCN was unable to independently verify this claim.
引用 : https://www.ccn.com/nem-price-leaps-time-high-investors-proceed-caution/
中国はICO禁止なので、どうなるか不明ですが今後の政策によってはNEMのチェーンを使ってICOとか独自チェーンの開発など着手するかもしませんね。
この他にもいろいりありますが、とりあえず割愛し正確で驚くべき情報が出てきたら共有いたします。
まとめ
・テレグラムとは高速通信が可能でセキュアなメッセージアプリの事
・利用者は2億人以上おり、暗号通貨界隈でも人気のサービス
・テレグラムのICOはTON(Telegram Open Network)と呼ばれ、使用される通貨単位はGramと呼ぶ
・TONの内容は独自のチェーンを開発し、ビットコインやイーサリアムの問題を解決しうる第三のブロックチェーン
・プレセールは機関投資家のみ参加可能で8億ドル以上の資金調達を目指している
・一般セールは3月予定で11億どる以上の資金調達を目指している
・ホワイトペーパーは2月8日時点では一般的に公開されておらず、あくまでネット上の情報でまとめている
・他のメッセージアプリやSNSもブロックチェーン技術には注目はしている